ゆうちょダイレクト+(プラス)とは、無通帳型総合口座です。
紙の通帳を発行しないかわりに、ネット上(ゆうちょダイレクト上)で入出金明細や残高の確認をします。
この記事では、通帳レスを検討している方に向けて、デメリットを重点的にまとめました。
ATMに行く時間がない人や記帳がめんどくさい人などは、とてもオススメのサービスなので、注意点を確認しながら、検討してみてください。
ゆうちょダイレクトプラスのデメリット7選
「紙の削減ができ、環境にやさしい、エコ!」という絶大なメリットがある一方で、デメリットもいくつか考えられます。
人によっては致命的なデメリットになることもあるので、下記をしっかり確認してから利用を検討しましょう。
1つずつ詳しく説明していきましょう。
Web取引が面倒くさい
ゆうちょダイレクトプラスは、通帳を発行しないかわりにWeb上で取り引き履歴などを確認します。
そもそも、パソコンやスマホを持っていないネットが使えない人は、難しいでしょう。
また、ネットに抵抗がある人やわざわざWebにアクセスするのがめんどくさいという人も不向きです。
総合口座のみしか利用できない
ゆうちょ銀行では、総合口座と振替口座があります。
振替口座ではゆうちょダイレクト+は利用できません。
ただ、振替口座はビジネスで利用する人が多いので、法人や事業者でなければ問題ないデメリットですね。
15ヶ月前の照会はWeb上でできない
15ヶ月間の取引照会は、Web上で確認できるのですが、それより前のものはネットでは確認できません。その為15ヶ月より前のデータを確認したい場合はゆうちょ銀行か郵便局の窓口に行かなければいけません。
取引履歴を残しておきたい人は、ゆうちょダイレクトプラスには向きませんが、CSVダウンロードができますので、記録を残しておきたいデータがある場合はそのデータのみ印刷しておきましょうね。
さて、通常通り通帳がある場合は、どれくらいまで取引照会ができるのでしょうか?
簡易郵便局では口座振替が利用できない
地方の方で、よく利用する郵便局が簡易郵便局の場合は、通帳なしのゆうちょダイレクトプラスの場合、口座振替ができないことがあります。
例えば毎年の自動車税や固定資産税など、自動で引き落とされた方が楽なので手続きをしたい人もいるかと思いますが、その場合通帳と届出印がなければできません。
※郵便局ならできます。
その場合、ゆうちょダイレクトプラスではなく、ゆうちょダイレクト(通帳あり+Web)に申し込むといいです。
キャッシュカードを紛失したら預け入れや払い戻しができない
通帳がないのがゆうちょダイレクトプラスなので、その通帳を紛失したり盗難にあった場合は、手元にないので、預入や払戻が利用できません。
カードを再発行すれば、また通常通り利用できますが、なにか急ぎがあった時は不便かもしれませんね。
キャッシュカードの暗証番号を忘れたら現金を引き出せなくなる
あまり使用しないキャッシュカードの場合、暗証番号を忘れてしまうことってありますよね。
私は複数の口座を持っているので、暗証番号を忘れがちです。。
貯金窓口にて、暗証番号を教えてもらうための手続きをしますが、下記のものが必要です。
・キャッシュカード
・お届け印
・本人確認書類
※ゆうちょ銀行・郵便局どちらでもOKです。
※後日、貯金事務センターから簡易書留郵便(転送不要扱い)で暗証番号を知らせてもらいます。
※電話での問い合わせはできません。
このように通帳が必要なため、通帳発行をしないゆうちょダイレクトプラスでは、すぐに現金が引き出せないので、困ることがあるかもしれません。
そのため、暗証番号は忘れないように注意しましょう。
担保定額貯金の預け入れは利用できない
担保定額貯金の預け入れを利用する予定の方は、要検討ですね。
ゆうちょダイレクトプラスでは利用ができません。
ゆうちょダイレクトプラスのメリット
デメリットをたくさんお伝えしてきましたが、メリットももちろんありますよ。
譲れないものはどこにあるのかを検討する必要があります。
ネット上で口座開設ができる
ゆうちょ銀行では、窓口にいかないと口座が開設できませんでしたが、ゆうちょダイレクトプラスではWeb上で完結できます。
□申込書の1枚目、(2枚目)の封入
□封筒に「あて名」部分の貼付
□封筒裏面にご住所・お名前の記入
通帳の紛失や盗難の心配がない
これは当たり前ですよね(笑)
通帳を発行しないので、そもそも通帳の紛失や盗難の心配はありません。
泥棒が入りやすい家に住んでいたり、物を失くしやすい人はダイレクトプラスはあっているでしょう。
ただ、キャッシュカードは今まで通りあるので、こちらの心配はつきものですね。
取引照会期間が15ヶ月間まで延びる
紙通帳ありのゆうちょダイレクトでは、入出金明細は2ヶ月、送金履歴は6ヶ月までしか確認できません。
一方、ゆうちょダイレクト+では1年3ヶ月さかのぼれます。
あまり、マメではない人は長ければ長いほど助かりますよね。6倍も長いです。
ゆうちょダイレクトプラスの解約方法
ゆうちょダイレクトプラスをやめる方法について簡単3ステップでお伝えします。
解約はインターネットではできないので、窓口に行ってください。
② 切戻し請求を行う。
③ 新しい通帳が郵送で届く。(約2週間)
新しい通帳には、切戻し後に発生した取引明細が印字されています。
もし、口座に印鑑登録をしていない場合は、新たに印鑑登録する必要があります。
印章と顔写真付きの本人確認書類を併せて持っていってください。
ゆうちょダイレクトプラスのまとめ
デメリットの7点のうち重要なのは、下記3点かと思います。
1. Web取引が不安で面倒くさいと感じる人
2. 簡易郵便局をよく利用する人
3. キャッシュカードを紛失したり、暗証番号を忘れた場合は、引き出しや預け入れ、払い戻しができないこと
この部分に引っかかる人は、ゆうちょダイレクトプラスの利用をよく検討した方がいいでしょうか。
やめる時は窓口で対応となりますが、新しい通帳が届くまで2週間かかるのでその点を考慮するとよさそうです。
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